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対魔征伐係.20「体育専任教師①」


「今日から体育の先生変わるらしいね?」
「え・・・そうなの・・・?」


1p425.jpg


真司が雪菜のことで苦労していた時、ひとつ上の階にある二年生の恵理佳が居る教室では、一時限目の体育に備えて着替えの真っ最中だった。
男子たちは既に着替えを済ませて体育館へ移動しており、教室には女子だけだ。
恵理佳の周りには特に仲のいい親友二人が居た。
そのうちの一人、紫髪のショートヘアの少女が恵理佳に話しかけている。
「うん、ほら、一ヶ月くらい前に来た体育の専任教師・・・」
「あぁー・・・何て言ったっけ・・・朝比奈先生・・・?」
「そう、朝比奈郁先生ね」
二人の会話に赤髪の少女が割り込んできた。
「でも確か・・・三年だけじゃなかったのか・・・?」
「二年生では私たちのクラスだけ受け持つことになったらしいけど・・・」
郁のことで考え込む恵理佳を置いて、二人は話を進めて行く。
「ウチだけねぇ・・・恵理佳が居るからかなぁ・・・」
「私もそう思った」
「・・・そう、かな・・・?」
不意に自分の名前を呼ばれ、内心慌てて対応する恵理佳。
学校内では恵理佳は名の知れた生徒だった。
高嶺の一人娘ということ。
文武両道。
何よりも運動、武術が盛んな鎮守高校の中でも恵理佳の運動神経は群を抜いていた。
同じ女子は勿論として、その力は男子にも匹敵すると言われているほどだ。
ならば体育の専任教師が例外的に恵理佳のクラスだけ受け持つということは不自然ではない。
「まぁ、早いところ私たちも移動しよう」
「私は終わっているけど」
「あ、ごめん、もう少し・・・」
一人考え込んでいた恵理佳は一人だけまだ着替えが終わっていなかった。
郁が自分のクラスの授業を受け持つことに多少思うところがあったのだ。
(・・・考えすぎ、かな・・・)
恵理佳も無事に着替えを終え、三人は教室を後にした。


「始めまして、今日からこのクラスの体育を受け持つことになった朝比奈郁よ。よろしく」
体育館へ移動して数分、皆が体育館の指定位置に並んで座っていると始業のベルが鳴り、郁が体育館へやって来た。
先日会った時とは別人のようにその表情は引き締まっている。
流石は教師と言ったところだ。
「へぇ、大人って感じの先生だなぁ・・・恵理佳とは大違い?」
「・・・放っておいて・・・」
クラスメイトたちが郁の登場でざわついている最中、赤髪の少女は恵理佳を見ながらからかうように話しかけてきた。
恵理佳も初体面のときにそれは痛感している。
だが、何度見ても自分との落差にため息を吐かずに居られなかった。
「今日の授業は、前の先生から引き続き柔道ね」
クラスメイトたちが大人しくなり始めた頃、今日の授業の内容が知らされる。
鎮守高校は体育の授業回数が多めなことに加えて、柔道や剣道なども他の学校に比べて取り扱う回数は多い。
恵理佳たちも前回の体育まで柔道の基本的な動作を学んでいた。
「でも、授業に入る前に・・・ちょっとしたデモンストレーションをやりたいと思ってね」
郁の予想外の言葉にまたもやクラスメイトたちはざわつき始める。
「体育の専任教師って言ってもどの程度なのか、皆は知りたくないかしら?」
郁の意見にクラスの人間は男女問わず大賛成だった。
この鎮守高校に体育専任で女性の教師が来ることは前例がないことだ。
恵理佳たちのクラスだけではなく、学校中が郁の実力には興味があるだろう。
「そこで・・・幸いこのクラスには高嶺さんが居るから・・・ちょっとお付き合いしてもらえるかしら?」
「・・・いい、ですけど・・・」
クラス中がよりいっそう騒がしくなる。
軽いお祭騒ぎだった。
校内でも名の知れた運動神経の持ち主と体育の専任教師との勝負が行われるのだ。
皆が沸きあがるのも必然だった。
そんな空気を察して、半ば諦め半分で立ち上がり、前へと出て行く恵理佳。
「確か高嶺さんは空手が得意と聞いているけど・・・」
「・・・はい、他の種目に比べれば少しだけですけど・・・」
「なら、今回は空手でお相手願おうかしら」
郁の思いがけない発言に場のムードは更に過熱される。
「・・・練習試合、ですよね・・・?」
「えぇ、練習よ」
恵理佳の心中を察し、練習と断言する郁。
だが、そんな郁の表情に恵理佳は引っかかるものを感じていた。




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